死んだのは私のほうだった      五匹の子豚「アガサ・クリスティー(山本やよい訳)」

 我慢させて我慢させて最後一気に推理をまくしたてていくスピード感、そして16年の過去を遡っていながらもはっきりと存在する心理から亡くなった二人の夫婦を描く鮮やかさに感動をおぼえました。心理について考えさせらる作品でした。